こんにちは!臨床学術課の小山です。
さて、11月17日は何の日でしょう?
食品に関連したところでは「レンコン(蓮根)の日」だそうです。
茨城県土浦市は、日本一のレンコン生産量だそうですが、その土浦市で全国の蓮根産地が集まって「蓮根サミット」が開催されて制定されました。
茨城県では古くから蓮根栽培が行なわれていましたが、昭和45年からの米の転作事業により、飛躍的に栽培量が伸びたと言われています。
ちなみに、蓮根の主な栄養成分は、糖質、中でも食物繊維が多く含まれ、ビタミンC、カリウムのほか、皮に含まれる渋み成分のタンニンなどが挙げられます。最近では免疫賦活作用があることがわかってきており、花粉症やアトピーといったアレルギー症状を抑える効能も認められているそうです。
それでは今回のクイズです。
Question122
ある機能性表示食品届出において、安全性についての評価で、当該届出食品並びに類似の食品での喫食実績はなく、1次ならびに2次情報も見出せない状況であったため、安全性試験の実施を検討する事になりました。ヒトに対する過剰摂取試験を実施する事については即決まりましたが、長期摂取試験については、有効性評価の臨床試験を実施しており、その際安全性評価しているため不要ではないかとの議論になりました。
そこで、以下の3つのうち正しい結論を選んで下さい。
(A) 有効性評価の臨床試験において、介入期間が12週間以上であれば長期摂取試験は不要としてよい。
(B) 有効性評価の臨床試験において、介入期間が12週間未満の場合でも科学的に十分に説明できる場合は、長期摂取試験は不要としてよい。
(C) 有効性評価の臨床試験において、介入期間が12週間であっても、安全性試験として別途、長期摂取試験を実施しなければならない。
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(A)
「別添2 特定保健用食品申請に係る申請書作成上の留意事項」(p.16)には、『申請食品による有効性試験における摂取期間が12週間未満の場合には、原則として別途、安全性試験として12週間以上の長期摂取試験を実施する』とあります。
したがって、(A) が正解となります。
なお、(B) の“科学的に十分に説明できる場合”に実施を不要としても良いのは、過剰摂取試験の方ですのでお間違えの無きようご注意ください。
「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン」(令和4年4月1日一部改正)の2. 安全性試験の実施による評価 (2) 臨床試験(ヒト試験)① 試験方法(p.15)には、『過剰摂取時及び長期摂取時における安全性を確認するための試験を実施する。ただし、科学的に十分に説明できる場合は、過剰摂取試験の実施は不要とする。』とあります。
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いかがでしたでしょうか?
次回のクイズもお楽しみに!
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